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精神科訪問看護全般

2025-09-02

訪問看護使ってみませんか?【精神科特化】

こんにちは

精神科に特化した訪問看護聴き上手です!
今日は訪問看護についてまとめています


はじめに
「訪問看護」と聞くと、なんとなく病気が重い人や高齢の方だけが使うサービスだと思われがちです。けれど実際には、年齢や病気に関係なく、「生活を安心して続けたい」と願うすべての方にとって役立つ仕組みです。

最近では不登校の子供さんのご利用もありますし、再就職を目指す方、再就職をして不安が強い時期にご利用されるケースも増えています。

今回は「訪問看護を使う意味」について、ご利用者様の立場に寄り添いながらお話ししていきます。


1. 一人で抱え込まなくていいという安心
人は誰しも「自分でなんとかしなきゃ」と思うものです。特に病気や不安があるときほど、人に頼ることが苦手になりやすいのではないでしょうか。

例えば──

病院を受診したいけれど、一人で行くのが不安。
薬はあるけれど、飲み忘れてしまうことが多い。
薬があっていない気がするけど、どうやって誰に伝えたらいいかわからない。
気分が落ち込んで、誰にも話せない。
こうした悩みを抱えながら、「他の人に迷惑をかけたくない」と頑張ってしまうご利用者様は少なくありません。

訪問看護を使う意味の一つは、「一人で抱え込まなくてもいい」 という安心感を得られることです。看護師が定期的に訪問し、生活の中で気になることを一緒に考え、必要なら医師や関係機関とつなぐ役割を担います。


2. 病気だけでなく「生活全体」を支える
訪問看護は、病気そのものを見るだけのサービスではありません。大切にしているのは、「ご利用者様の生活全体」 です。

例えば──

食事のバランスや水分の摂り方を一緒に工夫する
睡眠リズムを整えるサポートをする
家事や買い物など、日常生活で無理のない工夫を一緒に見つける
気分の波や人間関係の悩みを安心して話せる相手になる
病院では診察の時間が限られていますが、訪問看護はご利用者様の「日常」に入っていけるのが大きな特徴です。だからこそ、体調管理に加えて「生活をどう整えていくか」というところまで一緒に考えることができます。


3. 小さな変化を見逃さない
ご利用者様ご自身では気づきにくい「小さな変化」も、訪問看護師が関わることで早めに対応できることがあります。

たとえば、

「いつもより会話が少ないな」
「ちょっと食欲が落ちているかも」
「やる気がない日が続いている」
「薬の飲み忘れが増えてきたかな」
こうした小さな変化は、放っておくと体調の悪化や再入院につながることもあります。訪問看護では、日々の生活の中で見えるサインをキャッチし、早めに医師につなげたり、ご利用者様と一緒に対策を考えたりします。

特にご自身で気付きにくいのが意外かもしれませんが「気分の高まり」です。これも病気から来ている場合は要注意です。
気分の高まりは自分にとっては良い状態と認識される場合が多く、気付かないで放っておくと、どんどん気持ちが高ぶって、人とトラブルになってしまったり、散財して借金をつくったりという大きな問題に発展することがあります。

このような「自分への気づき」積み重ねが「大きな安心」につながっていくのです。


4. 「つながり」を持ち続ける意味
退院したばかりのときや、新しい環境に入ったとき、人とのつながりが少なく孤独を感じやすいことがあります。

そんなとき、訪問看護は「安心して話せる存在」としてご利用者様の生活に寄り添います。
看護師とのやり取りが、日々のリズムや安心感を生み出し、地域の他の支援につながるきっかけにもなります。

ご利用者様が「一人じゃない」と感じられること、これこそ訪問看護を使う大切な意味の一つです。

また、ご自宅で過ごしていても、人との繋がりがなくてこれからどうしていけばいいか迷っている。
そんな方にも必要とされるサービスです。
まずは訪問看護師との関係を築きながら、これからの生活をどう変えていきたいか一緒に考えていきましょう。


5. ご利用者様自身の力を大切に
訪問看護は「代わりにやってあげるサービス」ではありません。
むしろ、ご利用者様が「できることを一緒に増やしていく」ことを大切にしています。

たとえば──

自分で薬の管理ができるようになる
買い物や外出の回数が少しずつ増える
人に気持ちを話せるようになる
このような小さな積み重ねが、ご利用者様の自信や生活の安定につながります。訪問看護の意味は、「ご利用者様の力を引き出し、自分らしく生活できるよう支えること」 でもあるのです。


まとめ
訪問看護を使う意味は、「病気の管理」だけではありません。

一人で抱え込まなくていい安心
生活全体を支えるサポート
小さな変化を見逃さないまなざし
つながりを持ち続けること
ご利用者様の力を引き出すこと
これらが合わさることで、ご利用者様は「安心して自分らしく暮らす」ことができます。

もし今、「訪問看護って自分には関係ない」と思われている方も、少しでも生活の中で困っていることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。きっと、「使ってよかった」と感じていただけるはずです。


👉 ご利用者様にとっての「訪問看護の意味」を一緒に見つけていきませんか?

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。