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精神科訪問看護全般

2025-01-09

無意識を意識してみるメリット

みなさんこんにちは!精神科に特化した訪問看護聴き上手です。
今日は「無意識」について考えてみたいと思います。

無意識とはその名の通り!自覚しないでこころの中に存在している精神現象や思考、感情のことを指しています。意識していることはほんの一握りで、私たちの言動は殆どが無意識に行われていると聞くとあなたはどう思うでしょうか?

いやいや、そんなことない。自分の言動は意識的にやっていることが殆ど!と言い切れるでしょうか。例えばこのブログに辿り着いたあなたの行動を振り返ってみましょう。スマホ或いはPCの電源を入れるときに、電源ボタンのこの辺りを押して、文字を入力するにはこのキーとこのキーをこの指で叩いて・・・・なんて意識していませんよね?

そんな風に何気なくしていることが殆どで、意識してやっていることは案外少ないと言われています。ついつい人の動きにつられて同じ行動をしたり・・・私たちは無意識に行動していることがとても多い。

そんな無意識にちょっと注目してみてはどうかと思いこのブログを書いています。

というのは、普段の自分の中で完結する行動だけではなく、コミュニケーションとか対人関係においてもこの無意識が影響することがあるからです。

例えば真剣に話を聞こうとすると相手を凝視して集中のあまり表情が乏しくなり、視線が鋭くなるとか、疲れた時に無意識に反射して挨拶を返した時に自分がどんな表情や声のトーンで挨拶をしているか?などなど・・・・・

そんなことをいちいち気にしていたら生活できないと思う人もいるかもしれません。でも、逆に考えてみると、ちょっとした場面だけど、習慣的に少し注意する、そういったことを意識に上らせておくと、コミュニケーションがうまくいったり、対人関係を円滑にしてくれるといった大きな効果が得られることに気が付いているでしょうか。

コミュニケーションはなにも言葉だけではありません。「言葉」という音の羅列をどんなトーンや抑揚で使うかによって伝わり方は全く違ってきます。挨拶ひとつとっても明るく適度な声で「おはようございます。」というのと、低いトーンでぼそぼそっというのでは相手が受ける印象は全く違います。同じ挨拶もその「仕方」によって全く違ったメッセージを投げかけることになります。それが1日の始まりならなお更、お互い気持ちよくスタートできるように意識しておきたいところです。

表情もそうですね。私たちは普段どんな表情を相手に向けているかは殆ど無意識です。意識して表情をつくる時もありますが、人と話している時にずっと自分自身の表情に注力はできませんよね。なので、せめて挨拶をするときには笑顔を意識してみるということもコミュニケーションを円滑にする一つの方法だと思います。

最近ではzoomで話し合いをする機会も多いと思います。zoomだと自分の表情をチェックすることができるので、自分が人の話を聞いている時にどんな表情でいるのか?チェックしてみるのもいいと思います。

よく人から何ともないのに「怒ってるの?」とか「疲れてる?」とか「どうしたの?なにかあった?」と声をかけられる人は、無意識モードの自分がどんな表情になっているかをチェックしてみるとよいかもしれません。

表情に特化していうと、欧米人は口元で感情を読み取り、日本人は目元で感情の多くを読み取ると言われているそうです。マスクで口元が隠れていると、なおさら目が口ほどにものをいう・・・・ですね。

逆に言えば目元の表情、視線を意識することで相手に対して自分の感情をうまく伝えることができたり、良い印象を与えることができたり、安心感を持ってもらうことができるのかもしれません。

今日は意識する領域を広げることのメリットについて考えてみました。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。