精神科訪問看護全般
2024-12-03
兵庫大学に講座に行ってきました~
みなさんこんにちは精神科に特化した訪問看護聴き上手です。
会社代表の池田です。もう何年になるのかな、、、ボランティア活動の一環で精神障害のある方に特化したスポーツ支援をしていたことがきっかけとなって、障害のある人のスポーツ指導の講座に年に数回登壇させていただいております。人に何かを教えるなんてことに全く免疫がなく、本当に聞き苦しい授業を垂れ流しているので、申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、私なりに、少しでも精神障害について知ってくれる人が増えるといいなという思いで続けている活動のひとつです。
学生さん全員が寝てしまった時には冷や汗と悲しさが襲ってくるのですが、まあそれも自分の至らなさということで、来年こそ!と思いながら・・・・(笑)
コロナの時はオンデマンド授業になり、学生さんも本当に大変だったと思います。画像から流れてくる研修や授業をひたすら受ける・・・・落ち着きのない私からすると地獄のような日々です。学校に行く手間が省けたとしても、あの頃はバイトもなくなり、自由に遊ぶこともできなかったと思うので、自由時間が増えたとしてもあまり意味がなかったのではないかと思います。
まあそのような時期を経て再び対面授業が再開される世の中になり、マスクなしで話ができること、お互いに表情が見える形で健全なコミュニケーションがはかれるようになったことがとてもありがたいです。
授業の中では、毎回統合失調症の事例について必ずお話をさせていただくのですが、それには理由があって、授業を受けてくれるみなさんの年齢が好発年齢(発症しやすい年齢)。要は思春期が好発年齢なのです。
これまでたくさんの方の病歴をみせていただきましたが、高校生から大学生のあたりに発症したケースが多くあり、この時期にどう対応するかがとても大切だなといつも感じています。大学で寮生活、発病に気が付くのが遅くなり、辛い時期を長く体験された方も少なくありません。思春期の多感な時期に、自分の異変に気が付いていたものの、周囲に相談できる人がいなくて孤独を感じていたと言う経験もよく耳にします。なので、体だけではなくて心(脳)の病気もあるということをまず知ってほしい。そう思っています。統合失調症は障害の受容が難しい病気でもあり、完治が難しい病気でもあります。だからこそ、病気について知っている人が増えることで少しでも偏見が減り、社会全体で回復を目指していけるような土台ができてくれたらいいなという希望を抱いてお話しするようにしています。
もちろん統合失調症以外にも、様々な病気、障害があります。メンタルヘルスの問題が、昨今の休職者、引きこもり、不登校児童増加の原因の一つとなっており、心の健康とはなんなのか?が分かりにくい世の中であり、心の健全さを保つことが難しい、そもそも多様な価値観の中で心の健全さとはなんなのか?がわかりにくい世の中になっているのではなでしょうか。
そのようななか、答えのない道を希望をもって歩み続けることがが私たちの仕事であり、精神の障害について知ってもらうことで、逆に精神的な健康のありがたさや大切さを考えてもらうきっかけをつくることができたらいいなとも思っています。(授業のスキルと想いはかけ離れていますが・・・・💦)
今年は初めて最後に写真撮影をお願いしたのですが、皆さん快諾してくださったので、授業を受けてくださった生徒のみなさんとの記念写真を掲載させていただきます。来年もまたどんな生徒さんに会えるのか楽しみです!