お知らせ

お知らせ

お知らせ

お知らせ

精神科訪問看護全般

2024-07-31

楽しい人生を送るために大切な人間関係

みなさんこんにちは!精神科特化の訪問看護聴き上手です。先日ミーティングでスタッフと話し合うことがあり、本当に良い仲間に恵まれているなと感謝の気持ちになりました。人生を楽しくするためには、良好で充実した人間関係を築くことがとても大切。人間関係は、幸福感や満足感に大きな影響を与え、心身の健康を支える基盤となると思います。今日はそのことについてまとめてみました。

===円滑な人間関係を築くためにたいせつな5つのこと===

1.信頼と尊重
2.共感とサポート
3.ポジティブなコミュニケーション
4.経験と活動の共有
5.自己開示と誠実さ



1. 信頼と尊重に基づく関係性
信頼と尊重は、健全な人間関係の基本です。相手を信頼し、尊重することは、お互いの関係を深め、強固にするために欠かせません。看護師はまず看護学校で「ラポール」の形成について学びます。ラポールとは心理学の用語で主にセラピストとクライエントの相互の信頼関係のことをいいます。フランス語で「橋を架ける」という意味なのですが、心と心が通じ合い、お互いに信頼し合って相手を受け入れていることを表しています。

信頼: 信頼は、人間関係の基盤です。信頼があることで、お互いが安心して自分を開示でき、率直なコミュニケーションが可能になります。信頼を築くためには、約束を守り、誠実に対応することが重要です。

尊重: 相手の意見や感情を尊重することで、相手は自分が大切にされていると感じます。これは、相手を理解し、受け入れる姿勢を示すことで実現できます。意見の違いがあっても、相手の考え方を尊重することで、良好な関係が築けます。

2. 共感とサポート
共感とサポートは、人間関係を深めるための重要な要素です。相手の立場に立って理解し、必要なときに支えることで、関係はさらに強くなります。

共感: 相手の感情や経験に共感することは、関係を深めるための鍵です。共感とは、相手の気持ちに寄り添い、その感情を理解しようとする姿勢です。その感情に同調したり、相手に同化することではありません。共感の力は、相手に対する理解を深め、お互いの信頼を築くのに役立ちます。

サポート: 困難な状況にあるときや、困っているときにサポートすることで、相手は自分が大切にされていると感じます。具体的なサポートとしては、話を聞くこと、助言をすること、実際的な助けを提供することなどがありますね。

3. ポジティブなコミュニケーション
コミュニケーションの質は、人間関係の質を大きく左右します。ポジティブなコミュニケーションを心がけることで、関係はより健全で楽しいものになります。まずは自分が使っている言葉に意識を向けてみてください。ポジティブな言葉の選択は自分自身の気持ちも支えてくれます。ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換して伝える方がコミュニケーションが楽しく、より良いものになっていきます。

感謝の表現: 日常的に感謝の気持ちを表すことは、相手に対するポジティブな影響を与えます。「ありがとう」という言葉は、相手の行動や存在を肯定し、関係を深める効果があるといえます。小さなことにでもさりげなく「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にして伝える習慣を身に付けましょう。

建設的なフィードバック: 批判ではなく、建設的なフィードバックを提供することが重要です。フィードバックは、相手の成長や改善を促すものです。批判的な言葉によって感情が傷ついてしまうと、本来伝えたいことが伝わらなくなってしまうことがあります。批判ではなく、建設的かつ相手に役に立つフィードバックを心がけましょう。

積極的な傾聴: 相手の話を注意深く聞くことは、関係を深めるための基本です。積極的な傾聴は、相手に対する理解と共感を示すものであり、相手が自分を大切にされていると感じることに繋がります。

4. 経験と活動の共有
共有された経験や活動は、関係を深めるための素晴らしい方法です。一緒に過ごす時間や共通の趣味・関心を持つことは、お互いの結びつきを強化します。

共通の趣味: 共通の趣味や興味を持つことは、関係を深めるための効果的な方法です。一緒に新しいことに挑戦したり、趣味を楽しむことで、お互いの理解と絆が深まります。

共同活動: ボランティア活動やプロジェクトなど、共同で取り組む活動を通じて、協力し合うことで関係が強化されます。一緒になって一つのことを達成したり、苦労を共にする、そういった経験を経て、達成感や連帯感を共有することができます。

5. 自己開示と誠実さ
自己開示は、他者との関係を深めるための重要なステップです。自分の考えや感情を開示することで、相手との距離が縮まり、関係が深まります。

自己開示: 自分の感情や考えを率直に伝えることは、関係を深めるための基本です。自己開示により、相手は自分のことをより深く理解し、お互いの信頼が強まります。

誠実さ: 誠実な態度で接することは、信頼関係を築くために欠かせません。嘘をつかない、裏表のない態度で接することで、相手も安心して自分を開示することができます。今の社会は対人関係が複雑で、生きていくためには沢山の仮面を必要とすると言われています。家族と一緒の時の自分、会社内での役割を果たしている自分、友人に見せる自分、コミュニティの役割を担う自分、、、等々。それらの仮面に隔たりが大きいほど心へのストレスが強くなると言われています。飾らない自分らしい面を誠実に表現できるようになると、ストレスも軽減しますし、自然体で振舞うことで自分も、周囲の人もリラックスできるのではないでしょうか。


★まとめ★
人生を楽しくする人間関係を築くためには、信頼と尊重に基づく関係、共感とサポート、ポジティブなコミュニケーション、共有された経験と活動、自己開示と誠実さが重要というところをお話してきました。これらの要素を日々の生活の中で少しずつでも意識していくこと、生活に、行動の中に取り入れていくことで、徐々に変化が訪れます。人は一人では生きられない生き物です。豊かで楽しい人間関係を築き、人生をより充実させるために、少しずつ意識を変えて生活してみましょう。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。