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日々のつぶやき

2024-06-28

働くこと

みなさんこんにちは
精神科に特化した訪問看護
聴き上手です。

先日「専業主婦」の方と
お話をする機会がありました。

Aさんはしきりに
「私は働いてないので・・・。」
と恐縮されて何度もその
フレーズが言葉となって
出てきました。

Aさんは3人の子供さんの
子育てに奮闘していて
それも立派な仕事だと
私は思います。

そのおかげでご主人は
仕事に専念できるし
家庭円満の要はAさん

塾や習い事の送迎
それにまつわるお付き合い
をこなして、毎日子供たちを
送り出す・・・。

家族の生活を
支える立派だと思うのです。

今の日本では何%くらいの
方が専業主婦(夫)なのかは
わかりませんが、外に出て
何か労働をすること、
対価としてお金をえること

そのことだけが価値があるような
偏った「考え」、「概念」が
浸透しているように思います。

障がい者福祉も生活介護や
生活訓練からはじまって
就労継続支援B型、A型、
就労移行、障がい者雇用・・・

実際就労を目指す人が
多いですし、ご家族からも
仕事をしてほしい、という
期待の声をよく耳にします。

働く
って外で何等か労働して
お金を稼ぐことなのでしょうか

もっといえば
人間の生きる目的は
働くことなのでしょうか

以前のブログにも書いたことが
あるかもしれませんが
現代使われている「働く」は
日本語の発音の「はたらく」に
中国の漢字を当てはめて
人が動くと書きます。

日本古来の意味は
「はた」が「らく」になるように
することだそうです。

誰かに求められることを
するからそれが誰かの役に立って
仕事として成り立つんですよね。

はたがらくになることをはたらく
というならば、専業主婦もしかり
対価としてお金をもらえないことも
含めて人の役に立つことが
はたらくこと

はたらくということを
「お金を対価として得るための労働」
と考えなくてもいいんじゃないかなと
思うのです。

周りの誰かがらくになるように
はたらきかけることそう考えると
ちょっとしたことも
「はたらく」だなと思えてきて
だれにだって
なにかできることがあると思うし
すでにできていることもあると思うのです。

みなさんは
はたらく をどう考えますか?

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。